Optics Japan 2004



5pB4 富岡 明宏

有機色素微粒子の近接場光学測定と蛍光観測

ガラス基板またはSi基板上に有機色素溶液の薄い層を形成し、これから有機溶媒を徐々に揮発させることにより、サブマイクロメーター直径の有機色素微粒子試料を作成した。微粒子サイズは基板が試料の有機溶媒にどの程度濡れやすいかで決定されるので、基板表面の親水(油)性のコントロール、および溶媒が揮発して境界線が後退する速度をコントロールすることにより微粒子サイズを選択した。 微粒子からの近接場蛍光をイルミネーション・コレクションモードで観測したが、褪色が非常に速かった。この褪色を抑制するため、PMMA透明ポリマーフィルムに包埋した微粒子試料の作成についても報告する予定である。



Optical Society Of Japan
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