Optics Japan 2005

日本光学会年次学術講演会 OJ2005 概要

  日本光学会では,Optics Japan を本学会の最重要企画の一つと位置付け,現地実行委員会と幹事会とが強力に連携をとり企画・運営をすることが確認されております.これに基づき,昨年度のOJ2004におきましては,さまざまな試みを行いました.その結果,OJ2004では研究グループの主導するシンポジウム開催などの努力が功を奏し,600名を超える参加者を得ることができました.
  OJ2005では会期が3日間となり,また東京の都心で開催されるということで,何とかスケールの大きな講演会にしたいと考え,企画を練ってまいりました.具体的には,日本光学会と他学会との共催シンポジウムを積極的に推進するなど,広くわが国の光技術・光科学を標榜できる講演会作りに腐心いたしております.また,今年度より,Optics Japan において光学の発展に貢献しうる優秀な一般講演を行った若手研究者を表彰する,Optics Japan ベストプレゼンテーション賞の新設を行います.このような新たなOJの在り方を模索する一方で,これまでのOJの伝統は十分に踏襲しておりますので,OJ2005におきましても,最新の研究成果や研究状況を把握したい大学・企業等の研究者から,研究分野を体系的にとらえたい学生・院生諸君まで,参加者の方々の要望に幅広く応えることができるものと考えております.
  一般講演では口頭,ポスターいずれにおいても活発な議論の場となるように,ポスター講演時間と口頭講演時間との完全な切り離しを行います.また,プレゼンテーションは昨年同様PCプレゼンテーションのみとします.皆さまのご理解,ご協力をお願いします.さらに,緊急性の高い研究成果については一般講演申し込み締め切り後もポストデッドラインペーパーとして受付けます.
  一方,研究グループ主催のシンポジウムをはじめ広く今後注目されるトピックスを精力的に集めたシンポジウムを,会期中,重点的に開催して他学会との連携と同時に日本光学会の活性化のための一助とします.なお,シンポジウムはプログラム委員会が企画するもので,基本的に一般からの講演募集はありませんが,プログラムの段階で関連する一般講演をシンポジウムの一部とすることがあります.  
【日時】
2005年11月 23日(水) 9:30〜19:00
11月24日(木)9:30〜18:00 (講演会終了後に懇親会)
11月25日(金)9:30〜16:00
【場所】
学術総合センター (一橋記念講堂)
〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
http://www.nii.ac.jp/map/hitotsubashi-j.html
交 通:
東京メトロ半蔵門線/都営三田線・新宿線「神保町」下車,A8出口より徒歩3分
東京メトロ東西線「竹橋」下車,1b出口より徒歩4分
【主催】
日本光学会 (応用物理学会)
【協賛】
応用物理学会光波センシング技術研究会, 同新画像システム研究会, 応用光学懇談会, 画像電子学会, 計測自動制御学会, 情報処理学会, 照明学会, 精密工学会, 電子情報通信学会, 電気学会「次世代バイオメディカル・レーザ応用技術調査専門委員会」,映像情報メディア学会, 日本機械学会, 日本写真学会, 日本色彩学会, 日本天文学会, レーザー学会, 日本分光学会, 日本物理学会, 日本非破壊検査協会, 日本高圧力学会, 日本オプトメカトロニクス協会, 日本視覚学会, 光産業技術振興協会, OSA, SPIE, OSK
【募集内容】
光学および光技術関連分野における新しい研究で未発表のもの
【応募資格】
日本光学会,応用物理学会および協賛の学協会の会員
【参加費】
(協賛学協会会員の参加費は会員扱いとします)
事前払い:会員 6,000円,学生会員 2,000円,一般非会員 8,000円,学生非会員 2,500円
当日払い:会員 7,000円,学生会員 2,500円,一般非会員 9,000円,学生非会員 3,000円

【予稿集代】
事前払い:3,000円,当日払い:4,000円,予稿集のみ:6,000円
【懇親会費】
事前払い:5,000円,当日払い:6,000円(ただし学生は事前,当日ともに2,500円)
 


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講演会キャッチフレーズ「世界物理年−光のさらなる飛躍−」
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【プレナリー招待講演】
「光技術の研究開発が未来を拓く」末松安晴氏(国立情報学研究所顧問)
「我が国の情報通信技術政策と光技術の展望」松本正夫氏(総務省大臣官房技術総括審議官)

【世界物理年記念講演】
“Quantum control of electrons in semiconductor nanostructures for advanced optics and photonics”
榊裕之氏(応用物理学会会長)

【SPIE President 講演】
"Micro-optics: measurement challenges and novel instrumentation"
Prof. Malgorzata Kujawinska(Warsaw University of Technology)

【日本光学会奨励賞受賞記念講演】
花山良平氏(光産業創成大学院大学光情報・システム分野)
「波長走査干渉計による多面干渉形状計測のための位相検出アルゴリズム」
高瀬紘一氏(千葉大学大学院自然科学研究科)
「近距離照明計測からの物体の反射関数の高速推定法」

【日本光学会第8回光設計賞受賞記念講演】
平山雄三氏((株)東芝研究開発センター)
「インテグラルイメージング方式3次元ディスプレイの光設計」

【シンポジウム】
「世界をリードする日本の光技術」(技術共催:電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ)
「Progress of Wet Optics−ウエット光学ブレークスルー−」
「若手激励パネルディスカッション:多様性の担い手と将来を考える」
「VCSEL フォトニクスの進展」
「脳科学と視覚」(共催:電子情報通信学会ヒューマン情報処理研究会、映像情報メディア学会ヒューマンインターフェース研究会)
「デジタルシネマ−ネットワークと光技術の新しい接点−」(技術共催電子情報通信学会通信ソサイエティフォト
ニックネットワーク研究会)
「眼科における光学と医療の最前線」(技術共催:電子情報通信学会・第二種研究会「光・エレクトロニクス・情報通信と高齢社会の健康・医療技術を考える時限研究専門委員会」)
「光学が拓く次世代光メモリとその応用」
「補償光学技術の新しい潮流−医療・工業分野への応用を目指して−」
「新しい光の物理とその展開」
 
Optics Japan ベストプレゼンテーション賞
今年度より,Optics Japanにおいて光学の発展に貢献しうる優秀な一般講演を行った若手研究者に対し,Optics Japan ベストプレゼンテーション賞を贈ることにいたしました.一般講演申込時に自薦により募集いたしますので,奮ってご応募ください.

 
一般講演
口頭発表は,従来通り発表15分,質疑応答5分の合計20分とします.ただし,プログラム編成上の都合により,プログラム編成後に講演時間を変更する場合があります.その場合には,光学9月号掲載のプログラム,もしくはこのホームページをご覧いただき、ご確認ください。

 
ポスター講演
発表者との活発な議論を行うために,ポスターセッションを行います.なお,責任登壇時間帯(ポスター前に待機いただく時間帯)は一般講演口頭時間帯と重ならないようにします.

 
ポストデッドライン応募論文(PDP)
最新の研究成果を発表する場としてご利用ください.詳細は,このホームページに8月以降に掲載します.なお、PDPは全てポスター発表になります.
 
Optics Japan 2005 (日本光学会年次学術講演会)